百稲
ももとし
 
古事記によると、日本は「豊葦原の瑞穂の国」とされる。
”豊かな葦原のようにみずみずしい稲穂が実る美しい国”という意味。
稲には「穀霊（こくれい）」が宿り、生命力を強める霊力があるとも信じられてきた。
この国の土地や文化は古来より「稲」と深くは結ばれている。
 
”ハレ”に”ケ”に
お正月に迎える神さま「年神様」の「年」は「稲」という意味があり「稲の神様」でもある。
「百稲」は、”ハレ”（祭り）にも”ケ”（日常）の日にも飾れる「稲穂」の美しさを創作したお飾り。
稲穂に色和紙を縒り合わせた百本の「稲のこより」。
「縒る」には繋がりを「結ぶ」という意と「魔を封じる」の意があり、さらに稲からは長寿の生命の力をいただく。
 
飾り方
「稲のこより」百本の束。玄関や床の間にも、鏡餅に合わせたり、インテリアとしても一年飾れる。
束ねて飾る、ガラス（花器、グラス）に入れて飾る。空間に色を挿す創作を楽しむ。
 
色取りどりの六つの色合わせの「六色」、野からいただく七つの草色の「七草」、赤と白で祝いを重ねる「紅白」、祝福と幸運の象徴の「金銀」の４種類の色から選んでいただける。